更新日:2015/09/01

我が家は大家族。4〜5戸の家族が同居しています。そして自営業、つまり財布は一つな訳です。 生活もすべて共同、短所長所どちらもありますが、短所の中でも一番困っているのが食費です。  家業に従事しているのは私と弟と父と母と叔父。叔父は事務仕事、母は7人の孫の世話を しながら家全般を管理しています。父も母ももう70を越え、そろそろ引退させてくれとぼやいています。

 私は家業や家事や育児をしながら日々やりくりしていますが、これだけの大家族にあって食費が30年前から変わってないのです。30年前は家族の人数は半分でした。増えに増えて倍以上になってるのに食費だけは同じ。昔に比べ物価もかなり上がっているのに、これではどう食べていけばいいのでしょう!? 当然間に合わないので母や私が自腹を切って食費につぎ込んでいました。 月にして6万は足りません。でも足りないから食費上げてくれというと「お前たちのやりくりが下手だ」と言われます。財布は一つだから食費をあげるということは他の財源から削るということになると言われます。  では他の財源とは何か!? それは家族に払われる給料のことです!皆の給料を少し我慢して、そこから食費を出そうと言うのです。さらに経営に必要な経費もそこからあてるという考え方が我が家にはあります。そういう自己犠牲の上に経営が発展するというのです。

 しかしこれはとんでもない個人負担を強いることになります。私や母の自腹の犠牲の上に皆の食生活が成り立っていることをいまだに他の家族はわかっていないのです。いや、わかっていても改善する一歩を踏み出せないのです。スズメの涙ほどの給料も差し出して、野菜や肉や子供のおやつになりそうなものを買っています。

 しかもこれだけではありません。私は子一人ですが甥や姪が6人います。彼らの面倒もほぼ母や私が見ています。習い事に連れて行ったり病院に連れて行ったり、それにかかる費用の一部もまた連れて歩く私たちが負担します。子供たちの服が無いと言っては服を用意し、靴が履けなくなったと言えば靴を買い、あまりに大変なので子供の服飾費も出してくれと言いましたがなかなか出してもらうことは叶いません。現金が少ない時はカードでいったん立替え、月末給料が出る時に返してもらうやりくりが続いています。

 しかしその給料さえ支払われるかどうかわからない状況です。決められた日に給料が払われるということはまずないです。早く出してくれと言っても「出せるかどうか計算してから」などど男たちは言ってます。まったくのブラック企業です。男たちは経営のためには少々の我慢や犠牲は必要と言いますが、子供や食を支える女方はそうはいきません。我が家では春闘が日常です。

 給料や食費を出し渋りながら、「食事は三度キチンと作る」「習い事はやめない発表会も出る」「子供の世話は他人に任せる」などの負担がすべて母や私にかかって来ています。結局母は年金も給料もすべて突っ込み、私はキャッシングまで頼るはめに。いつまでこのやりくりが持つかわかりません。こんなにお金に困っているのに、我が家の悪習はいつになったら変わるのか。まだまだ私たちの苦労は現在形なのです。